シャドーイングは英語力を向上させるトレーニング方法として、様々なメディアや教材で紹介されています。

英語を学習していれば一度は耳にしたことがあるであろう言葉ですが、その本当の効果や正しいやり方を知っていますか?

本記事では、
・シャドーイングの効果
・シャドーイングの方法
・シャドーイングにおすすめの教材
について紹介していきます。

この記事を読めば、すぐにでも英語学習にシャドーイングを取り入れることができるはずです。

 

目次

1.シャドーイング=お手本の英語を聞きながら真似をする勉強法

シャドーイングとは、お手本となる英語の音声を聞いた直後、それに被せるように自分も英語を音読するトレーニングです。

耳から入ってきた音声を影(shadow)のように追いかけるという特徴から、シャドーイング(shadowing)という名前がついています。

シャドーイングは基本的に難易度の高いトレーニングではありますが、正しい手順を踏んで始めていけば、英語初心者でも十分に実践可能です。

 

2.英語学習にシャドーイングを取り入れる効果

シャドーイングが効果的な英語学習方法として注目されている理由は、一度のトレーニングで複数の効果が得られるからです。

具体的には、
①リスニング力の向上
②スピーキング力の向上
③語彙力の向上
④リーディング力の向上
という4つの効果が期待できます。

シャドーイングで得られる具体的な効果について、1つ1つ見ていきましょう。

 

2.1.リスニング力の向上

シャドーイングの最も代表的な効果が、リスニング力の向上です。

聞こえてきた音声を真似しなくてはいけないので、とにかく集中して英語を聞くようになります。

普通に英語を聞いているだけだと、聞き取れなかった部分を無意識のうちに誤魔化してしまったりもしますが、自分も一緒に音声を読み上げるシャドーイングではそうもいきません。

リスニングに極限まで集中することが、結果としてリスニング力の向上に繋がります。

 

2.2.スピーキング力の向上

シャドーイングはリスニング力と同時にスピーキング力の向上にも繋がります。

聞こえてきた英語をそのまま真似することで、必然的に自分の英語もお手本に近づいていきます。

英語特有の発音やリズム、文章の区切り方を身につけるのにも効果的です。

よりネイティブに近いスピーキング力を目指せるのがシャドーイングのメリットです。

 

2.3.語彙力の向上

シャドーイングには、効率良く単語やフレーズを覚えられるという効果もあります。

「聞く」というインプットと「話す」というアウトプットを同時に実践することで、普通に単語やフレーズを覚えようとするよりも記憶に定着しやすくなります。

普段から黙々と単語やフレーズを覚えているという人は、よりその効果を実感できるはずです。

 

2.4.リーディング力の向上

意外かもしれませんが、シャドーイングはリーディング力の向上にも役立ちます。

なぜならシャドーイングは、英語を英語の順番のまま理解することに繋がるからです。


リーディングが苦手な人ほど、頭の中で英語を並び替えた上で、日本語として理解しています。

しかしシャドーイングにおいては、耳から入ってきた英語をすぐさま読み上げなくてはいけないため、頭の中で英語を並び替えている暇なんてありません。

普段からシャドーイングを実践していれば、英語を英語の順番のまま扱うことに慣れるので、結果としてリーディングスピードも向上します。

 

3.英語学習にシャドーイングを取り入れる方法

シャドーイングは英語力向上に有効なトレーニングですが、正しく実践しなければ十分な効果は得られません。

また英語が苦手な人ほど、正しい順序でシャドーイングを導入しないとその難易度の高さに挫折してしまいます。

ここでは英語学習にシャドーイングを取り入れる具体的な手順について解説していきます。

 

3.1.まずは普通にリスニングを行う

まずは普段の英語学習と同じように、普通にリスニングを行います。

この時点で全く英語が聞き取れないようであれば、文章がシャドーイングの教材として難易度が高すぎる可能性があります。

文章のレベル感の確認も含め、まずは一度音声を聞いてみることが大切です。

 

3.2.スクリプトを確認する

音声のスクリプト(原稿)を確認し、英文の構成や意味について理解しておきます。

英文の内容について理解をしないままシャドーイングを行なっても効果は薄いので、ここでの確認作業は非常に重要な工程です。

分からない単語や文法があったら意味を調べ、英文について100%理解している状態にしましょう。

 

3.3.スクリプトを見ながらリスニングを行う

スクリプトの確認が完了したら、次は目で英文を追いながら、再度音声を聞きます。

英文に含まれる単語や文法についてはすでに理解しているので、最初のリスニングの時よりもスラスラ英語が頭に入ってくるはずです。

英語の音声を聞きつつ自然とその意味が頭に浮かぶようになったら、シャドーイングを始める下準備の完成です。

 

3.4.スクリプトを見ながら、お手本の英語を聞きながら真似をする

シャドーイングの第一ステップは、スクリプトを見ながらでOKです。

むしろ最初はスクリプトがないと、大抵の人がお手本となる英語についていけないはずです。

英語の音声を聞き、それに被せるようなイメージで英語を読み上げていきます。

 

3.5.スクリプトを見ずに、お手本の英語を聞きながら真似をする

スクリプトを見ながらのシャドーイングに慣れ、スラスラ英語が読めるようになったら、次はスクリプトなしでチャレンジしてみましょう。

難易度はグッと上がりますが、英語を聞き取ることに極限まで集中するので、リスニング力向上が見込めます。

スクリプトなしでのシャドーイングができるようになれば、その時点で英語力がワンランク上がったと言っても過言ではありません。

 

4.英語学習にシャドーイングを取り入れる際のコツ

シャドーイングを英語学習に取り入れる方法について解説してきましたが、英語力を更に向上させるにはちょっとしたコツがあります。

続いては実際にシャドーイングを行う際のコツについて解説していきます。

 

4.1.まずは簡単な文章から始める

いきなり難易度の高い文章から始めても挫折の原因となるので、まずは簡単な文章から始めるのが大切。

目安としては、スクリプトなしで英語を聞いても、その半分くらいは聞き取れるレベルの文章を選びましょう。

最初は「ちょっと簡単すぎるのでは?」と感じるくらいのレベルからスタートするのがポイントです。

 

4.2.自身のレベルに合わせて、音声の再生スピードを変える

お手本となる英語が速過ぎるor遅過ぎると感じるようであれば、音声の再生スピードを変えてみましょう。

シャドーイングは自分のレベルに合わせて難易度を調整するのが大切です。

英語が速過ぎると感じる人は音声をスロースピードに、遅過ぎると感じる人はハイスピードにするといったイメージですね。

音楽再生プレイヤーの機能などを活用し、臨機応変に再生スピードを調整しましょう。

 

4.3.同じ文章で何度も練習する

シャドーイングに限らずですが、同じ文章を何度も練習することは大切です。

確かにシャドーイングは効率良く英語力を高めてくれますが、一度文章を声に出した

くらいでは効果は出ません。

何度も同じトレーニングを繰り返すことで、内容が少しずつ記憶に定着し、結果として英語力が向上します。

 

4.4.大きな声でハキハキ音読する

お手本となる音声を真似る際は、大きな声でハキハキと英語を話しましょう。

ボソボソと英語を話すだけでは、音読としての効果が期待できません。

特にお手本となる音声が強調して発音した部分に関しては、ちょっと大袈裟なくらいに自分も強調してみるのがポイント。

大きな声でハキハキと音読することで、シャドーイングの効果は更に大きくなります。

 

4.5.情景を思い浮かべる

情景を思い浮かべながら英語を話すと、より記憶に定着しやすくなります。

英語を言葉としてだけでなく、映像としても捉えることで、より鮮明に記憶されるという原理です。

例えば空港で使うワンフレーズをシャドーイングするのであれば、実際に自分が空港で英語を話している姿を想像します

実際のシーンを想像し、感情を込めて英語を話すようにしましょう。

 

4.6.集中できる環境で練習する

シャドーイングは英語を聞き取ることに極限まで集中する必要があるので、しっかりと集中できる環境を用意するのも大切です。

横でテレビの音が流れているような環境で英語を聞いても、集中できないのは明らかですよね。

イヤホンなどを活用し、英語だけに集中できる環境を作りましょう。

 

4.7.自分の話す英語を録音してみる

シャドーイングの効果を更に高めたい人は、自分の話す英語を録音してみるのも有効です。

実際に録音して聞いてみると、これまで気付けなかったことに気付けます。

例えば自分の話す英語の発音やリズムが正しいかどうかは、客観的に音声を聞いてみないと確認できません。

スマホの録音機能などを使い、自分の話す英語を改めてチェックしてみましょう。

 

 

5.シャドーイングに用いる英語教材の選び方

シャドーイングに用いる教材は、何でも良いというわけではありません。

シャドーイングに適した教材を選ぶことで、より大きな成果が期待できます。

ここではシャドーイングに用いる英語教材の選び方について解説していきます。

 

5.1.自分のレベルに合っている

記事の中で何度も説明しているように、シャドーイングには自分のレベルに合った英文を選ぶ必要があります。

英語初心者の人がいきなり海外ドラマでシャドーイングをしようとしても、真似するどころか英語を聞き取ることすらできないはずです。

自分の英語力に合わせ、教材を選びましょう。

 

5.2.ネイティブの音声を採用している

英語教材の音声には非ネイティブを採用しているものとネイティブを採用しているものがありますが、シャドーイングにおいてはネイティブの音声の方が適しています。

シャドーイングはお手本を真似するトレーニングですので、お手本は本場の英語を選ぶのがベスト。

ネイティブの音声をしっかりと聞き、正しい発音やリズムを学びましょう。

 

5.3.日常会話に即した文章を使っている

日常会話でシャドーイングを練習しておけば、実際の英会話にもそのまま活かすことができます。

特に実践的な英語を学びたいという人は、日常会話に即した文章を教材として選ぶべきです。

 

6.シャドーイングにおすすめの英語教材

ここでは具体的なシャドーイング用のおすすめ英語教材について紹介していきます。

シャドーイングの教材選びで迷っているという人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

6.1. 決定版 英語シャドーイング/コスモピア

(引用:http://urx.space/TnWD)

シャドーイングのノウハウと例文、両方をそれぞれ紹介している教材です。

例文のレベルは3段階に分かれており、自分のレベルに合わせて難易度を選べます。

初心者と上級者、どちらでも使いやすい一冊です。

 

6.2. 基本の78パターンで 英会話フレーズ800

(引用:http://urx.space/QR4e)

シンプルで応用が効きやすい英会話フレーズを集めた教材です。

78パターンの基本的な例文が掲載されており、例文をマスターするだけで様々な場所で英会話が使いこなせるようになります。

シャドーイングの練習をしつつ、英会話の練習もしたいという人におすすめです。

 

6.3. DUO 3.0

(引用:http://urx.space/SFaf)

受験対策用の教材としても有名な「DUO 3.0」ですが、シャドーイングの教材としても最適です。

例文こそシンプルであるものの、重要単語や文法が詰め込まれており、最小限の勉強で英語力を伸ばすことができます。

例文の数も多く、英語力を満遍なく伸ばしたいという人におすすめです。

 

7.シャドーイングで身につけた英語を実践で活かそう

シャードーイングで身につけた英語は、定期的に実践の英語でアウトプットするようにすると、英語力をより伸ばすことが期待できます。

そんな英会話教室の中でもおすすめなのが、Progrit。Progritは、英語コーチングサービスです。プロのトレーナーから、効率的に英語を学ぶことができますよ。

レビュー記事はこちら Progrit(旧TOKKUN ENGLISH)の口コミ・評判まとめ。率直な感想や口コミをまとめました

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8.英語学習にシャドーイングを取り入れて、更なるステップアップを!

本記事ではシャドーイングの効果や方法、おすすめの教材について紹介しました。

英語の勉強方法には様々な方法がありますが、リスニング力やスピーキング力といった能力を同時に鍛えられるのがシャドーイングです。

難易度の高いトレーニングではありますが、正しい手順さえ踏めば初心者でも実践できます。

継続的にシャドーイングに取り組むことで、これまで以上に英語力アップが期待できるはずです。