TOEICって何から勉強すればいいんだろう…

本屋さんにTOEIC関連の本がたくさんありすぎて良く分からない…

自分はどんな勉強法が向いているんだろうか…

 

TOEIC学習に関してこのような悩みをお持ちの方は多いと思います。ここでは独学者のための効率の良いTOEIC勉強法をまとめます。

 

TOEICの勉強でまずすべきこと

やみくもに文法書や単語帳を開いて1から英語を勉強するのではなかなかTOEICのスコアはアップはしません。独学者のためのTOEIC勉強に関するポイントをまずは5つにまとめました。

 

1.TOEICを知る

TOEIC初心者や勉強を始めたばかりの方はまずは試験の全体像を把握しましょう。目の前にする相手を理解することによって、スコアアップに直結出来る方法を知ることが出来ますよ。

ちなみにTOEICの問題の構成は以下のようになっています。

 

◎問題の構成

リスニングがPart1~4、リーディングがPart5~7の構成となっています。以下はそれぞれのPartにおける問題形式がまとめられています。

 

※スマホでは表を横にスクロールしてみてください

リスニングセクション(約45分間・100問) 会話やナレーションを聞いて設問に解答
Part1 写真描写問題 6問
1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。
Part2 応答問題 25問
1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。
Part3 会話問題 39問
2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。印刷はされていない。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。会話の中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。 各会話には設問が3問ずつある。
Part4 説明文問題 30問
アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。印刷はされていない。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。トークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。各トークには質問が3問ずつある。
リーディングセクション(75分間・100問) 印刷された問題を読んで設問に解答
Part5 短文穴埋め問題 30問
不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。
Part6 長文穴埋め問題 16問
不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。
Part7 1つの文書:29問
複数の文書:25問

いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。
(引用:http://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/about/format.html)

 

TOEICの概要に関しては、【TOEIC攻略のコツ】スコアアップのために確認するべき5つのポイントの記事で紹介しています。ぜひ一度目を通してみてください。

 

2.自分の実力を知る

参考書などをたくさん買って1から勉強する前に、自分が現状点数をどれくらい取れるのか、また解いている時の感覚などを確認しましょう。自分の実力を知るためにはやはりTOEICを一度受験するか、模擬問題集を用いて時間通りに解くことが大切です。

TOEICのスコア表はリスニング/リーディングごとに出され、パートごとの正確な点数までは分からないことから、今後の目標設定や勉強の指針を立てるためには模擬問題集を1冊買ってみるのが良いでしょう。模擬問題集はTOEIC公式のものから各出版社から出ているものまで様々です。

 

筆者は模擬問題集に関してはこちらを使用しています。

 

 

・解説が丁寧である

・解答解説のページにも問題文が載っているため、復習がしやすい

・1冊で5回分の勉強が出来る

という理由でこちらを選びました。リーディング/リスニングどちらも使用しています。マークシートも付属されているので、試験さながらの勉強をすることが出来ますよ。

 

3.目標設定をする

現状の実力と、試験までの日数、到達したい姿などを加味して目標設定を行いましょう。当然目標点数によって正解しなければならない問題数が変動しますので、勉強方法や注力項目も変わってきます。TOEICは合格/不合格といったテスト結果ではありませんから、自分の目標をしっかりと持って取り組みましょう。

 

以下はTOEICの点数ごとの英語レベルをまとめたものになるので、参考にしてみてください。

 

※スマホでは表を横にスクロールしてみてください

点数 レベル 詳細
400点 海外での標識などを調べながらなんとか認識できるレベル コミュニケーション能力:通常会話も難しい

英検との比較:英検4級~3級レベル

500点 短い文でのやりとりであれば、コミュニケーションが何とかできるレベル コミュニケーション能力:長い文でのコミュニケ-ションは難しい

英検との比較:英検3級〜準2級レベル

600点 海外に一人で旅行できたり、短い文のやりとりや、相手に質問ができるレベル コミュニケーション能力:ゆっくり話してもらえれば、コミュニケーションがとれるレベル

英検との比較:英検準2級~2級レベル

700点 ネイティブと英語で最低限の会話が出来るレベル コミュニケーション能力:仕事での日常業務を英語でやり取りできるレベル

英検との比較:英検2級〜準1級レベル

800点 簡単な内容であれば、ネイティブとディスカッションが遂行できるレベル コミュニケーション能力:意思疎通ができ、打ち合わせなどが可能なレベル

英検との比較:英検準1級レベル

900点以上 専門書を読解できたり、複雑なディスカッションをスムーズに遂行できるレベル コミュニケーション能力:ネイティブに近いレベル

英検との比較:英検1級レベル

(引用:https://mysuki.jp/toeic-level-809)

 

4.テキストは買いすぎない

「よし勉強するぞ!」となってやりがちなのが、多くの参考書などを買い込んで結局使わず終いになってしまうことです。特にTOEICや英語学習関連の書籍は多数あるため目移りしやすいので注意が必要です。TOEIC以外の学習にも言えることかと思いますが、何冊も買い込んで中途半端な学習をするよりも、「繰り返し解く」ことを強くオススメします。

 

間違えた問題は解説を読んで理解する、そして2回目以降は根拠を持った上で正解出来るようにしていくことが大切です。TOEICは特にパターンがある程度決まっている試験になるので繰り返し解く中で、傾向や特徴を掴んでいきましょう。

 

5.継続的に勉強を行う

独学において”継続”こそが一番モチベーションを保つことが難しいと思います。「最初の数日は続いたけど…」という方も多いのではないでしょうか。モチベーションの保ち方や上がらない時の対処法は人によって様々ですが、勉強のルーティーンを作って出来るだけ習慣化させるようにしましょう。

”週末の土日のどちらかは必ず模擬試験を時間通りに解いて、平日に復習を終わらせる”といったように目標から逆算して勉強の大枠を組み立てることと、”毎日お風呂を出てから寝るまでのどこかの間に15分単語を勉強する”という日々の積み上げ式の計画を立てることが良いでしょう。

 

また継続的に勉強を行うことは科学的にも効果が証明されています。心理学者であるヘルマン・エビングハウスによる”忘却曲線”という理論をご存知でしょうか。

(引用:http://ryugaku-kuchikomi.com/blog/ebbinghaus-the-forgetting-curve)

 

横軸は時間、縦軸はどのくらいの内容を覚えているかを表しています。わずか1日で勉強をしたことの約70%を忘れてしまうことが見て取れます。しかしこの研究では同時に、”1度覚えたものを記憶し直す際には、1度目よりも2度目は忘れにくくなる”ということが導かれています。つまり”忘れ切る前に復習をすることによって勉強の効果が上がる”ということです。このような科学的な理由からも継続的に勉強をすること、また間違えた問題に関してはきちんと復習をして理解していくことが大切になります。

 

TOEICオススメ勉強法

TOEICは毎回出題形式が同じなので、以上のポイントをベースとしながら攻略していけば確実に点数が上がる試験です。次にリスニング/リーディングそれぞれの勉強法を解説します。

 

リスニング編

リスニングで一番点数を落としてしまう原因は、”聞き逃し”によるものです。

 

まず初めに英語と日本語では文の作り方が違うことを確認しましょう。

日本語 : (主語) (目的語) (述語)

英語  : (主語) (述語) (目的語)

このように日本語と英語では文章の作り方が違いましたね。英語は結論が先に述べられる文構造のため、「重要な内容が初めに含まれる」ということを忘れてはいけません。ですのでまずは文頭をしっかりと聞きれるようになることが大切です。全てを理解しようとすると膨大な情報量になるので、まずは最初(主語や疑問詞)から動詞までを聞き取る訓練をしましょう。

 

以上を踏まえてパートごとの勉強法を解説します。

 

Part1(写真描写問題)

 

Part1では実際の問題が読み始められる前に、問題の答え方と例題が1分30秒ほど流れるDirectionsという時間がありますが、すでに知っていれば聞く必要はないのでこの間に写真の全体に目を通し始めましょう。写真のパターンとしては「人」か「モノ」のどちらかが描かれています。人の場合には”性別と動作”、モノの場合には”目立つモノと状態や位置”をざっくりと把握しましょう。そして英文が読み始められたら絵と見比べながら主語と述語が対応している選択肢を選びます。

 

Part2(応答問題)

 

TOEICの中で唯一の3択問題になりますが、問題用紙に英文は一切表記がないため100%リスニング力が試されます。まずは疑問詞の5W1Hと主語を意識して聞き取りましょう。「Whenで始まる質問文で聞かれているのに、場所を答えている選択肢がある」という風に消去法がすぐに出来る場合も多くあるので、最初を聞き逃さないようにすることが重要です。また質問に対して直接的な答え方ではない場合もあるため、その際には会話の流れとして自然なものを選びましょう。

Part2はかなりパターンが決まっているので、問題を繰り返し解く中で上記を意識して耳を鳴らしましょう。

 

Part3(会話問題)とPart4(説明文問題)

Part3は会話、Part4は説明文という点は異なりますが傾向は同じです。1つの会話/説明文につき3問あるため、英文が読まれ始まる前に出来るだけ設問に目を通して、聞き取るべきポイントを掴みましょう。また図やグラフなどを参照する問題もあるため設問の先読みは必須となります。選択肢の英文までを読む時間はないので設問文にさっと目を通すことを意識しましょう。

設問は3パターンで、「話しの全体を問う問題」「話しの中のピンポイントを問う問題」「心情や意図を問う問題」となっています。「ピンポイントを問う問題」はPart2と同様に5W1Hの疑問詞が重要になるので、設問の先読みをした上で対応する英文を聞き逃さないようにしましょう。

 

 

リーディング編

75分間で100問を解くというTOEICのリーディングは時間的な観点からも簡単とは言えません。効率良く時間をかけずに解いていくことを意識しましょう。

 

・英語を日本語に訳す

・分からない部分で英文を何度も読み戻ってしまう

といった時間をかけずに、英語を止まらずに読み進めることが重要です。

 

以上を踏まえてパートごとの勉強法を解説します。

 

Part5(短文穴埋め問題)

「文法力」と「語彙力」を計るのがPart5になります。4つの選択肢をざっと見て、「似たつづりや動詞の変化系が並んでいる」のか「選択肢同士に共通点がない」で分けます。前者であれば文法問題になるので、選択肢の前後の英文さえ読めば回答出来る可能性があります。一方で後者は語彙問題になるので、英文全体を読んだ上で判断しましょう。ただ語彙の問題はそもそも語彙を知らなければ解けませんから、分からない場合には悩みすぎずに次に進むのが良いです。1問あたり30秒を目安としながらテンポ良く解き進めましょう。

こちらもPart2同様ある程度パターンが決まっている問題となります。間違えた問題に関しては正解の根拠を理解しながら数をこなすことによって慣れていきましょう。

 

Part6(長文穴埋め問題)

Part5と同じ穴埋め問題ですが、違う点は”( )に当てはまる適切な文章を選択する”問題があることです。ただ文章を選ぶ問題は全体の中でも少数となるので、効率良く点数を取ることを考えると後回しでも構いません。単語や語句を埋める問題はPart5と同じように選択肢をざっと見た上で、前後の繋がりから選んでいきましょう。文章を選択する問題は、問題の文章の構成と流れを理解する必要があるため最初から読んでいく必要があります。

 

Part7(読解問題)

リーディング問題の半分を占める読解問題に残りの時間と集中力を全て注ぎましょう。Part3,4と同様に”設問文の先読み”をすることで、大まかな内容把握と質問されているポイントを頭に入れます。その上で長文に入り、対応する箇所が出てきたら選択肢を読んで回答していきましょう。長文問題ということに緊張しすぎると内容が頭に入らなくなってしまいますので、設問文に対応しない部分に関してはある程度力を抜いた状態で読み進めて構いません。

 

また長文問題は文章を想像しやすくするキーポイントが散りばめられています。

Eメールや手紙:文頭にFrom,To,Subjectといった概要。本文の最初の数行でこの後の会話の内容がまとめられている。

広告や記事:大きな文字で書かれている見出しが概要。概要に対する内容が最初の数行でまとめられている。

こういったヒントを頼りにしながら、文章を頭の中でイメージしていきましょう。

 

英語を勉強する習慣を付けていく

TOEIC解説と勉強法をまとめましたが、意外と一番難しいのが勉強を継続することかもしれません。

勉強の習慣を付けるのが難しい方は、スマートフォンで出来る勉強を導入に使うことをオススメします!TOEIC用のスマートフォンアプリも最近では多くリリースされています。

筆者のオススメは「スタディサプリENGLISH」です。こちらのアプリは教材購入の必要がなく、問題演習に加えて解説動画があることが特徴です。参考書などの文字だけではやはり頭に入りにくいという方にオススメです!もう1つは「TED」という各方面の専門家たちがスピーチを行うものです。内容もバラエティに飛んでいて、日本語字幕がつけられているものも多くあります。初めは5分程度の短いものから見てみてください。リスニング練習になるのはもちろんですが、「今日はもう勉強できない…」という日でも英語に触れる機会を作るために使っています。

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TOEIC勉強法まとめ

以上が独学者のための効率の良いTOEIC勉強法になります。ですが”学問に王道なし”という言葉があるように、語学の勉強は一朝一夕で効果が出るものではありません。コツコツとした積み上げは苦しくなる時もありますが、目標に到達した時の自分をイメージして励みにしていきましょう。そして自分の頑張りが明確に数字として反映されるTOEICを楽しみながら学習を進めてみてくださいね。