近年多くの人が勉強に励んでいるTOEIC

何度もTOEICを受験している人や英語に自信があるという人の中には、800点以上の高得点を目指しているという人も多いでしょう。

しかし一方で、TOEICは高得点を狙おうとするほど、勉強量だけでなく勉強法の工夫が求められます。

そこで本記事では、独学でTOEIC860点を取るための勉強法について解説していきます。

TOEICで高得点を目指しているという人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

目次

1.TOEIC860点ってどれくらい難しい?

TOEIC860点はそう簡単に取れる点数ではありません。

見切り発車で勉強を始めるのではなく、まずはTOEIC860点のレベル感について知っておく必要があります。

ここではTOEIC860点がどれくらい難しいのかについて解説していきます。

 

1.1.TOEIC受験者全体の上位7%!?

TOEIC平均スコア・スコア分布(第237回)を見てみると、TOEICの受験者全体のうち845点以下の人の割合は93.1%となっています。

つまりTOEIC860点という点数は、ざっくり見積もると全体受験者の上位7%程度ということになります。

割合から見ても、TOEIC860点は英語上級者の点数と言えるでしょう。

 

1.2.基本的には全問回答することが前提

TOEICは受験者全体の正答率によって1問ごとの点数が変動する仕組みになっているため、

860点を取るには○問正解する必要がある」

という明確な基準はありません。

TOEICの満点は990点であり、860点を目指すのであれば失点しても良いのは僅か130点となります。

確実に860点を取りにいくのであれば、200問中170180問程度は正解しておく必要があります。

よって制限時間内に全ての問題を解き切れないのは大きな痛手であり、全問回答した後に不安な問題を見直すくらいの余裕が欲しいところです。

 

1.3.リスニングパートは全ての英語を聞き取るという姿勢が必要

TOEICのリスニングパートは全ての英語を聞き取らずとも、聞き取ることのできた断片的な情報だけで正解できることが多々あります。

しかし断片的な情報だけで正解できる問題には限りがあり、確実に正解を選ぶにはやはり全ての英語を聞き取る必要があります。

TOEIC860点ともなると、全ての英語を聞き取った上で正しい選択肢を精査する姿勢が必要です。

 

1.4.リーディングパートは単語・文法・読解力の全ての力が求められる

TOEICのリーディングパートは完全に問題を理解できていなくても、何となくの雰囲気やテクニックだけで正解が分かってしまうことがあります。

しかしTOEIC860点を目指すのであれば「何となく」ではなく、全ての問題に理由を付けた上で確実に正解していくことが大切。

単語・文法・読解力のどれか1つでも欠けていると、どうしても解けない問題に必ず遭遇してしまいます。

 

1.5.英語を話せなくてもTOEIC860点には到達可能

よくある勘違いですが、

「英語が話せる=TOEICで高得点が取れる」

は間違いです。

TOEICL&R)で求められるのは、あくまで

・英語を正しく聞き取る力

・英語を正しく読み取る力

2つです。

スピーキング力が求められるテストではないため、英語が話せないからと言ってTOEIC860点を諦める必要は全くありません。

 

2.【全パート共通】TOEIC860点のための勉強法

それでは本題でもあるTOEIC860点を取るための勉強法について解説していきます。

まずはリスニングパートとリーディングパートの両方に共通する事項についてです。

 

2.1.目標設定と学習計画が重要

TOEICの勉強に限った話ではありませんが、勉強において目標と計画はとても重要です。

例えば現状TOEIC500点以下の人が、

1ヶ月でTOEIC860点を目指す!」

という目標を掲げるのはあまりに非現実的と言えます。

目標までの距離が遠すぎる場合は、

1ヶ月でTOIEC600

3ヶ月でTOEIC700

・半年でTOEIC860

といったように、目標を細かく設定していくことが大切です。

目標が決まれば、おのずと毎日どれくらい勉強すれば良いのかが見えてきます。

適切な目標を設定することで勉強のモチベーションを維持することができ、また具体的な学習計画も立てやすくなります。

 

2.2.全問を解くための時間配分を身に付ける

TOIECを一度でも受けたことがある人は分かるかと思いますが、TOIEC2時間という時間制限は問題数に対してかなり短く感じます。

悠長に一問一問を熟考していたら、あっという間に時間切れになってしまいます。

時間配分はTOEICで高得点を取るためのカギでもあり、何度も模擬試験などを行い適切な時間配分を身に付けることが大切です。

 

2.3.毎日英語に触れる

英語習得への近道は、英語に「慣れる」ことです。

日本で育っている限り、英語に抵抗があるのはごく自然なことです。

しかし英語に慣れることで、英語を聞くことや読むことに抵抗がなくなり、TOEICの点数アップにも繋がります。

TOEICの点数を1点でも伸ばすためには、毎日少しずつでも良いので英語に触れるという姿勢が大切です。

 

2.4.模擬試験は何度も行う

いくら英語力が高くても、TOEICというテストに慣れていなくては高得点を目指すのは難しいです。

TOEICにおける時間配分や解答方法を身に付けるためにも、何度も繰り返し模擬試験を行うことが大切。

特にTOEIC公式問題集は本番に限りなく近い形で問題が構成されているので、本番前に必ず解いておきましょう。

 

3.【リスニング編】TOEIC860点のための勉強法

続いてはリスニングパートにおける、TOEIC860点を取るための勉強法について解説していきます。

 

3.1.本番よりも早いスピードの英語に慣れておく

TOEICのリスニングパート攻略のコツは、読み上げられる英語のスピードに対応することです。

英語のスピードに慣れるためには、普段から早いスピードの英語を聞き続けるのが一番の近道。

本番よりも早いスピードの英語を聞き続けると、いざ普通のスピードで英語を聞いた時、不思議と英語がゆっくりに聞こえます。

読み上げられる英語のスピードが早い教材を選んだり、音声の再生スピードを上げることで、本番よりも難易度の高いトレーニングが実践できます。

 

3.2.シャドーイングでリスニング力をアップ

シャドーイングとは、英語の音声が読み上げられた直後に、自分もそれを真似するような形で英語を読み上げるトレーニング方法です。

お手本となる音声を真似して音読をすることで、英語の正しい発音やリズムを体に染み込ませることができます。

TOEICに特化したリスニングのトレーニングを行いたいのであれば、TOEIC公式問題集のリスニングパートの問題文を使ってシャドーイングを行うという方法がおすすめです。

 

3.3.単語・文法力も必要

英文を聞き取ることができても、聞き取った単語や文法の意味を解釈できなくては意味がありません。

TOEIC860点ともなると、リスニングパートにおいてもそれなりの単語・文法力が求められます。

リスニングの問題を解いた後は問題文の原稿をよく見直し、分からない単語や文法がないかを逐一チェックしましょう。

 

3.4.スキマ時間にも英語を聞いて「英語耳」を作る

リスニング力は英語を聞けば聞くほど向上します。

電車での移動時間やちょっとした休憩時間など、とにかく英語を聞いている時間を増やすことが大切。

英語が日本語と同じような感覚で耳に入ってくる「英語耳」を作ることができれば、TOIEC860点はもう目の前です。

 

4.【リーディング編】TOEIC860点のための勉強法

続いてはリーディングパートにおける、TOEIC860点を取るための勉強法について解説していきます。

 

4.1.単語と文法は基礎の基礎

単語と文法はPart5(短文穴埋め)で求められるのはもちろん、Part6Part7で長文を読み解く際にも必要となります。

単語や文法が部分的に分からずとも文脈から意味を推測することは可能ですが、TOEIC860点ともなるとより正確に英文を読み取っていくことが求められます。

単語や文法はリーディングパートで高得点を取るための基礎の基礎となるので、特に頻出のものは徹底的に頭に叩き込んでおきましょう。

 

4.2.Part5(短文穴埋め)には時間をかけない

Part6Part7の長文読解問題に比べ、Part5の短文穴埋め問題は単語や文法を知っているだけで瞬時に回答できるものが多いです。

難易度の高い長文読解問題に時間を割くためにも、Part5でいかに時間を省略できるかがカギとなります。

目安としてはPart530問を10分程度で解き切り、Part5Part660分以上の時間を割ける状態を作りたいところです。

 

4.3.繰り返し同じ英文を読んで、読解スピードをアップ

Part6Part7の長文読解問題は、いかに読解スピードを上げられるかがポイントとなります。

読解スピードを上げるためには、同じ英文を何度も繰り返し読むことが大切です。

同じ英文を繰り返し読むことで、英文を区切るポイントや文章の構成を理解できるようになります。

 

4.4.音読の練習がリーディング力の向上に繋がる

英語を黙読していると、ついつい頭の中で英語を並び替え、丁寧に和訳しがちです。

頭の中で英語を並び替えるという作業は、長文を読むのに膨大な時間がかかる原因の1つです。

しかし音読をしている際は、英語は英語の語順のまま頭の中に入ってきます。

何度も音読の練習を重ねることで、英語を頭の中で並び替えることなく意味を理解できるようになります。

 

5.【番外編】TOEICの勉強に役立つツール

多くの人はTOEICの勉強に参考書や問題集を用いるかと思いますが、書籍以外でもTOEICの勉強はできます。

ここではTOEICの勉強に役立つツールについて紹介しますので、机に向かって勉強することに疲れてしまったという際に参考にしてみてください。

 

5.1.英会話もTOEICの点数アップに繋がる

特にTOEICのリスニングパートにおいて、英会話は有効なトレーニングとなります。

英会話の最中は先生との会話を成立させようと、英語を聞き取ることに極限まで集中することができます。

また英会話で難易度の高い実践トレーニングを積んでおけば、ある程度出題パターンが決まっているTOEICのリスニングは楽に感じることができるはずです。

英会話で身に付けた英語力はTOEIC以外でも活かすことができますので、是非チャレンジしてみてください。

 

5.2.海外映画・ドラマで楽しみながら英語を勉強

机に向かって勉強することに疲れたら、休憩がてらに海外映画や海外ドラマを観るのもおすすめです。

英語が全く聞き取れないという人は、まずは日本語字幕を表示させて大まかな内容を把握するようにしましょう。

内容を理解した上で繰り返し同じものを観ることで、徐々に英語が理解できるようになってきます。

映画やドラマは楽しみならリスニングのトレーニングができる、一石二鳥の学習ツールです。

 

5.3.スキマ時間にはPodcastで英語を聞く

Podcastとはインターネット上で放送されたラジオやテレビ番組の内容をダウンロードし、スマホやタブレットで聞くことができるサービスです。

番組の内容は英会話レッスンや海外のニュース番組まで様々で、全て無料で聞くことができます。

TOEIC860点を目指すのであれば、下記の番組がおすすめです。

NHK WORLD RADIO JAPAN

NHKの最新ニュースが英語で放送されています。

英語のスピードはやや早めですが、日本国内のニュースということで内容の理解がしやすいです。

NHK WORLD RADIO JAPANはこちら

 

CNN 10

アメリカのニュース専門チャンネルです。

1回あたりの放送が10分程度であるため、スキマ時間を使った学習にぴったりです。

CNN 10はこちら

 

5.4.アプリでいつでもどこでも学習もおすすめ

TOEICに必要な「リスニング」「リーディング」「単語」「文法」を空いた時間に携帯・PCから勉強することができます。低価格で簡単に英語を勉強できる点が人気のサービスです。特に、2018年3月にリリースした「パーソナルコーチプラン」は、スコアアップの声が増えており、注目を集めています
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6.努力次第でTOEIC860点は到達可能!

本記事では、独学でTOEIC860点を取るための勉強法について解説しました。

TOEIC860点は確かにそう簡単に取れる点数ではありませんが、努力次第で十分に到達可能です。

ただし、がむしゃらに努力をするだけではその道のりは長く、勉強方法にも工夫が求められます。

本記事の内容が、TOEICで高得点を目指す人の参考になれば幸いです。